2009年10月5日月曜日
『時間封鎖』
ロバート・チャールズ・ウィルソン 茂木健 訳
創元SF文庫
図書館からの帰り道、雨降りでウォーキングが出来ないので本屋で立ち読みして帰ろうと思い、ランドマーク・タワーに入ったら、H&Mを発見.
買う気はさらさらなかったのに冷やかしで入ってみたら、つい買い物をしてしまった.
§ §
さて小説の方、あらすじは、
いきなり「スピン」と呼ばれることになる黒い幕のようなものに覆われた地球.
スピンで遮断された宇宙は1億年に相当する時間が、地球上で1年経つうちに流れていた.
放っておくと、太陽が膨張し地球は飲み込まれてしまう.
そこで、火星に細菌やら微生物を送り込んで地球化して人類が住めるようにしてしまおうと.
通常なら惑星の地球化には膨大な時間がかかるが、何せ地球の1年が火星の1億年だからそれも可能だからということで人類の挑戦が始まる…
これだけの仕掛けがあっても、リトル・ピープルみたいな変な生き物は出てこない.
科学的な知見だけでもってここまで書けるのはすごい.
果たしてスピンで地球を覆ったのは誰の仕業なのか、それは読んでのお楽しみ.
人類が核戦争などで自滅しないかぎり、いずれ太陽が膨張してきて地球が焼き尽くされるのも紛れもない事実.
人類が火星に移住できたとしても、宇宙旅行に耐えられない、地球に残された人類は死を待つしかないのか.
人類には避けて通れない深遠なテーマ.
§ §
村上春樹の『1Q84』の続編が出るらしい.
続編があるはずと一部の人には言ってきたが、このブログには書いてなかったので後の祭り.
出版社のコメントが「想像におまかせしたい」って、これじゃ純文学作品どころか広告代理店が手がけるキャンペーン商品.
そんなに儲けたいかね.
出版業界に携わってる人に言わせりゃ、売れるためには何でもしますということかもしれないけど、商業主義に堕したかのようなことしてるようじゃ文学の自殺行為.
売り方にこだわらず、作品の内容だけで勝負してほしいのに.
村上春樹だったら、名前だけで充分に売れるでしょ.
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