斎藤美奈子 文春文庫
<商品情報を読むように小説を読んでみよう>というのがコンセプト.
「第2章 ファッション音痴の風俗小説」では渡辺淳一の『失楽園』が取り上げられている.
<凛子という女は、なんだってまた密会デートに、いつもこんな野暮ったい服装で出かけるのでしょうか.>
<久木というおっさんは、衣服にはおよそ造詣がない人物で、…中略…がっかりするほど陳腐な感想しか出てきません.>
無茶苦茶にけなしていて面白い.
映画見なくてよかった(TVで放送したら見るかも).
その他の作品についても遠慮はなし.
でもちゃんと評価してる作品もあります.
「第9章 平成不況下の貧乏小説」では、「文学」とはどういうものなのかが語られていて大変によい.
著者はまだ文学を信じている.
0 件のコメント:
コメントを投稿