2009年1月16日金曜日

『誰も知らない』

2004年 是枝裕和監督 柳楽優弥

育児放棄され、残された子どもたちで暮らしていく物語.

「あなたのお父さんが悪いのよ」と本人のせいではない言いがかりを母親から言われる長男.まるで自分の職場に来るヤな客みたいだ.理不尽なのが人生なのだなんて達観したことを僕は言いたくない.でもその理不尽さを、ときには抗いながらも受け入れていかねばならないのだろうか.抵抗するには彼らはあまりにも無力なのだ.

ラスト・シーンの少し前、飛行機を見上げる長男は、亡くなってしまった妹を重ね合わせたのだろうか?彼は無力感で一杯だったろうか?
それでも彼らは、「誰も知らない」人生をこれからも生きていかねばならないのだ.

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